手間要らずの野外装備術

2014-05-16

bugging out bag

 

年がら年中、アウトドアに出掛けるようになると、毎度、面倒になるのが装備の準備だ。

私のようにアウトドアを職業とするものならまだしも、普通の勤め人ならば、その用意に時間を裂く余裕もないだろう。
週末が来る度、前の晩にあれこれ荷物を詰めては、日曜の夜に帰ってきてまた片付けて、、手間である。

だが、山登りやキャンプ、BBQなど、アクティビティの内容は変わっても、その核となる道具類はある程度、共通したものがある。
そうしたアイテムを常に纏めておくことで、この手間が大分、省けるのである。

 

サバイバルやミリタリーの世界では、”Bugging out bag”と呼ばれる基本装備の纏め方がある。
語源は、”Bug out”(慌てて逃げる)という言葉から来ているのだが、要はサッと素早く持って行ける荷物を詰めておくバッグのことだ。

どのアウトドアをやるにも必要な、小さなナイフ、マッチや火種、水筒、雨具などを常にバックパックに用意しておく。
そこに、それぞれのアクティビティの必要に応じ、装備を追加していくことで、毎度、1から準備することなく、手早い準備が完成するのだ。

少し寒い季節や、標高の高い場所に行くなら、このBugging out bagに1枚、防寒衣類をプラスしてやる。
あるいは、2、3泊といったやや長期のキャンプなら、下着を多めにする、、といったやり方だ。

 

この準備の仕方は、毎回の手間が少なくなるといった以外にも、幾つかのメリットがある。

常に決まった道具を同じ場所に入れておくことで、忘れ物が減る。
現場で何処に何を入れてきたか迷うことなく、道具を素早く取り出せる。

大事な基本装備を忘れることは、野外ではしばしば、重大な問題に陥ることがあるのだ。
あの道具、確かに持ってきた筈なのにな、、、という問題も、これでかなりの部分、防げるようになる。

さらに、別のメリットとしては、Bugging out bagを準備しておくことで、災害時の避難にも効果的だ。
キャンプと避難生活では、必要とされる道具が実はほぼ一緒。
それらを纏めておけば、週末のアウトドア行にも、イザという時の避難でも迅速な行動が取れる。

 

技術や知識レベル、体力差など、個人の条件の違いで若干、内容は変わるのが装備の常。
しかし、主として下記のようなものが、Bugging out bagの中身として適切だろう。

・小型ライト(及び交換用電池)
・ナイフ(アーミーナイフ)
・個人用救急キット
・マッチとライター
・ロープ(4~5mm程度のもの)10m
・雨具
・水筒
・防寒着(薄手のフリースなど)
・ゴミ袋、ウェットティッシュ
・ミニコンロ
・予備下着一式(靴下、Tシャツ、パンツ)
・行動食(カロリーメイトなど)
・コンパス

 

以上が揃っていれば、自分の個人用の装備の基本は概ね、十分な筈。
あとはこれに人数、共同装備の兼ね合いなどを考えて、テントや調理器具、寝袋などを都度、プラスして行けば良い。

 

Bugging out bagの注意としては、常に同じ場所に同じものが入っているからといって、確認とメンテナンスを疎かにしないこと。
道具は使えば消耗し、手入れが必要になるのが道理。

山に行って、ガスや電池が切れていた、、ナイフが前回使ったままで刃がボロボロ、、

などということにならないよう、チェックを怠らない癖をつけよう。

とはいえ、荷物をあれこれ準備しながら、旅の妄想に耽るのも楽しいものではあるのだけれど。。。
 


限られた装備と自分の技術で、自由に野営を行う。
その為の知恵とスキルと思考力を養うには、、
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