アウトドアにこそある非日常体験

代わり映えもなく退屈な毎日、来る日も来る日も同じルーティンの生活。
現状を打破したい、マンネリな日常をかえるきっかけが欲しい、、
あるいは、どうにも変わらない自分を変化させるきっかけを見つけたい。

仕事帰りに街へ飲みに出かけても、大して刺激があるわけでもなく、休日に何かのヒントが眠っているかも、、と思って本屋で手にした自己啓発本も、結局は机上の空論。
ああ、自分をブレイクスルーさせてくれる出来事は、一体どこに落ちているんだろうか、、
どこか非日常の世界、体験したことのない世界を味わって、生活を、自分を変えたい!

こんな想い、あなたも一度や二度は感じたことがあるんじゃないだろうか?
そういう私も以前、散々同じ想いを味わった経験がある。

深夜、水銀灯がポツリと灯る暗い帰り道で、後5時間後にはまたこの同じ道を逆に歩き、業務へと復帰していかなければならないと考え、大きなため息をつく。
無限に続くようにも思える、打開策の見えない日常。
似たような状況にある世の中の無数の人々は、そんな日々をどうやって凌いでいるのだろうか。

よく、疲れた時には旅に出て、温泉でも入ってリフレッシュしてみれば?という話を聞く。
いつもと違うリズムの暮らし、非日常体験をすることは転地効果(環境の違う場所で気分転換を図ること)によって五感が刺激され、ストレスを軽減して体内のホルモンバランスを整えてくれることが解っているようだ。

その中でも、風景が美しく自然の豊かな高原や海などは特にその効果が高いと言われる。
科学的にはフィトンチッド(森の木から発せられるリラクゼーション効果のある物質)やマイナスイオン(水辺などに存在する物質、身体機能の改善と向上効果があるとされる)がその原因とも言われる。

が、そんなことよりも我々が体感的に知っているのは、野外に身を置くことで、何となくスッキリしたり、心が晴れ晴れとして気持ちがよくなったりするということだ。
週末などの少しの時間と、ちょっと贅沢をしたと思えば済む程度のお金で、こうした効能を得られる環境にいる私達日本人は、比較的恵まれているのかもしれない。
(そもそも、そういう癒やしが必要となるような社会生活を送らなければならない事自体が恵まれていないのではないか、、?という話は別にして)

海洋国でありかつ、山岳国の日本。そしてそれらの山が火山であることから生まれる温泉。
これらへ都会からでも比較的短時間でアクセス可能なのは、国土が狭いからこそのメリットの一つだろう。

そして、南北に延びた地形には四季があり、様々な自然を味わうことが出来る。
季節のタイミングが合えば、飛行機で数時間飛ぶだけで、同じ1日の内に北で雪を見て、南で海に入るのも難しくない。

普段、生活している中ではあまり意識することなど無いだろうが、こうやって見方を変えると日本は、多様な自然を手軽に楽しみ易い、アウトドア天国という風にも言えるだろう。
近年、台湾の観光客がわざわざ国を超えて、雪と寒さという彼らにとって非日常体験を求めて北海道を訪れているのを考えると、その有り難みが少しリアルに感じられるかもしれない。

こうして野外へ出て非日常を味わい、リラックスしたりフレッシュするだけでも素晴らしいことなのだけれど、そこへさらにプラスして自分の感性を揺さぶり、良い意味でのショックを与える事ができる手段がある。それが、”アウトドアライフ”だ。

野外での生活、慣れない場所で寝起きし食事をするという体験は、慣れない者にとっては刺激と不安、新鮮な感情を大量発生させる、非日常体験の巣窟なのである。
これまでの自分の経験則では予測がつかない状況では、ドキドキや不安といったマイナスな感情が沸き上がってくると共に、未知への物事に対するワクワクした気持ちや、発生した問題に対しても、やってみよう!何とかできるさ!!なんてチャレンジ精神のようなポジティブなマインドも出てきたりする。

そういう気持ちは、日々の生活の中で起こるレベルの出来事やトラブル、ある程度その結論が普段の経験から予測出来てしまう事柄からではなかなか味わえない。
まして大人になると、そこそこの物事では心が揺れたりはしない。
まして自分の価値観をひっくり返すような出来事というのはかなり少なくなってしまう。
積み重ねてきた人生経験は安全で確かな生き方をサポートしてくれる代わりに、ワクワクしたり衝撃を受けるような”非日常体験”を失わせてしまうのだ。

そして、アウトドアに身体を晒してみると、町で生活している時とは物事の感じ方が違って新鮮になる。
暑い日に突然、綺麗な沢の水を見つけて飲んでみた時の冷たさや、夜中に少しだけテントを離れて林の中に入ってみた時、驚くほど暗くて、すぐそこに友達が寝ているのに、何だか不安になる気持ち、暑さや寒さ、陽の光、水の旨さといったような、シンプルなものへの感受性が鋭敏になる。

また、自分で仕留めた獲物を調理して食べた時には、食材となってくれた生物への感謝の気持ちが芽生えたり、あるいはきつい急勾配の山道で、荷物を肩代わりしてくれた仲間への尊敬を、素直に感じるかもしれない。

そうした非日常体験を五感で感じることは、その反射のように自分を振り返ることになる。
いつも自分は頑張ってきたと思っていたが、果たして本当にそうだったか?と改めて思い直してみたり、繰り返される毎日の生活の中で、当たり前と思って考えることさえ忘れていた物事があったことに気付かされ、見方が変わる。
時には、理屈でなく体で感じることで、物事を頭で理解していただけだったと悟ることさえあるかもしれない。

宇宙飛行士や最高峰の山々を極めたクライマーが、神の存在を信じるようになったり信仰に目覚めたりする例があると聞くが、それらも非日常体験が自分の内面にあるものを深く刺激した結果、何かを見つけたのだろう。

アウトドアライフという非日常体験には、自然が与えてくれる癒やしと健康、そして自分のマインドや思考に、普段ではなかなか与えることの出来ないインパクトをもたらしてくれる。
行く場所も、天候も、季節も、そして出かけるメンバーも毎回違うことで、いつも違った体験、刺激、感情を得ることが出来る。
そういった非日常があるからこそ、アウトドアは楽しいだけでなく魅力的なのだろうと思っている。

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