キャンプにはどんなナイフを選べばよい?

2018-01-02

 

”いったい、どんなナイフを買えば良いのだろう?”

アウトドアやキャンプに興味を持ち始め、 特にブッシュクラフトやサバイバル系に魅力を感じた初心者が、 必ずといって良いほどぶつかる悩みの一つ、 それがこのナイフ選びだ。

全てに万能な一本、、というものがあれば、 特に装備を極力軽量化したいシチュエーションでは理想的ではある 。

だが、ナイフも道具である以上、全てに万能なモノは、 存在しない。

なぜなら、ナイフに限らず、 道具の機能性と汎用性は必ず反比例するからだ。

 

例えば、 アウトドアショップに並べられているナイフの種類だけを見ても、

・肉や魚をさばく為の、薄くて鋭い刃の調理用ナイフ

・木を削ったり割ったり出来る、 やや大型で肉厚のアウトドアナイフ

・ナイフの他にノコギリ、 缶切りやドライバーなど何種類もの機能を備えた、マルチツール( アーミーナイフ)など

 

勿論、自分の中で用途がハッキリしている場合には、 それ専用のナイフを買えばよい。

しかし、野営をこれから始めようという人間が、 野外でどんな風にナイフを使う状況があるのか、 その種類や頻度をはっきり把握できていることなどあり得ない。

あるいは、懐に余裕があり、車などで出掛ける、 キャンプの装備もふんだんに持っていける環境ならば、 複数のナイフを準備すればよい。

けれど、恐らくこのコラムを読んで頂いているあなたは、 そう言う物量主義の野営には興味がないはずだ。

 

つまり、ハッキリ知りたいのは、

“1人で、 ザックに収まるだけの荷物を持って野営に出掛ける時に、 出来るだけ軽量コンパクトで、 尚且つ色々な用途に使えるナイフはどれだ??”

 

ということだろうと思う。

 

だとすれば、これに対する答えもかなり明確に絞れてくる。

 

ここから先は私が普段、 装備するパターンを例にして解説してみたい。

 

1、中型ナイフ&アーミーナイフまたは料理用ナイフ

最も使用頻度の多い組み合わせがこのパターンだ。

中型ナイフは刃渡り15~20 cm 程度で、刃の肉厚が3~5mm位のシースナイフ。

このサイズと重量だと、枝打ちやバトニングによる薪割りから、 シェルター作成に伴う枝の加工等までを幅広くカバーしてくれる。

そして、それより細かい作業と、 料理にはアーミーナイフや料理用ナイフを用いている。

アーミーナイフについては、 あまり多くの機能が付いた分厚いモデルは必要ないので、 大小のブレードとその他2、3種類の機能を持つ、 薄くて軽いものがお勧め。(詳しくはこちらのコラムを参照)

アーミーナイフを持っていかない場合は、料理用として、 オピネルのナンバー7(大きさによって種類が複数あり、No. が大きくなるほど大型化する)の、 炭素鋼素材の刃のナイフを使っている。

こいつは研ぐと切れ味が鋭くて食材が良く切れるので、 ストレスなく料理を進められるのだ。

 

2、フォールディングナイフ&小型斧

フォールディングナイフとは、 刃が折り畳める比較的小型のナイフのこと。

刃渡りが7、8cm 位までで、折り畳み機構がしっかりしてぐらつかないことと、 刃の出し入れがスムーズかつ簡単に行えるモデルを選ぶことが大事 。

このフォールディングナイフに求められるのは、 比較的細かい作業やちょっとした切断作業などが多い。

その為、しょっちゅう出し入れすることになるので、 刃の出しやすさ、仕舞い易さ、 頻繁に稼働する折り畳み関節部分のタフさ等が重要だからだ。

特に、刃の収納がやりにくいと、 仕舞うのがつい面倒になってその辺にナイフを放置するようになり やすく、これが怪我のもとになるので、 選ぶ際に良く試してもらいたい。

実際、野営中に刃物を必要とする状況の多くを、 このフォールディングナイフでカバー出来るという現実もある。

そして、小型の斧とはどういう斧を意味するかと言えば、 これはナイフ寄りの性格を持つモデルを指す。

つまり、あまり重くて大きな頭(刃の部分)ではなく、 また薪割り用の鈍角な刃厚よりも、 薄くて鋭いデザインを持つものが適しているということだ。

因みに私の愛用しているのは、グレンフォシュブルークスの”アウ トドアアックス”という品だ。

 

 

以上、読んでもらって判るように、 大小役割の違う二本を携行しているのが実際の状況である。

これは、 それぞれの役割の違いからというのが主な理由ではあるが、 それ以外にもナイフという重要装備の破損、 紛失に備えてという目的もある。

このくらいの組み合わせであれば、それほど荷物にならず、 それよりもナイフで行える作業の幅が拡がることを考えれば、 重さと寸法を引き換えにしても充分に納得できる範囲だろう。

 

無論、先程書いたように、道具の運搬能力に余裕があれば、 パターン1のアーミーナイフか料理用ナイフのどちらかを、 両方持っていくのもアリだと思う。

ただ、選択肢が二倍に増えたところで、 便利さや作業効率も二倍になるわけではないと、 経験的には感じている。

 

最後に、どうしても持っていけるのは一本だけ、、 という前提で選ぶならば、、中型ナイフを選ぶだろう。

その理由は汎用性で、野営に必要な多くの作業をカバーでき、 苦手分野の細かな作業も、クオリティさえ求めなければ、 何とかできるからだ。

多少、肉や魚の切り方が荒くても死にはしないが、 焚き火やシェルターのための木を切り出すことができなければ、 寒さに凍えたり、 眠れずに悲惨な一夜を過ごすことになりかねないからである。
 

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