明かりの違い~ライトを選ぶ基準

2016-07-12

明かり

 

アウトドア用の照明器具と言えば思い浮かぶのは、、、
ランタンやヘッドランプ、ハンディライトなど。

それらを買おうと思った時、あなたはどのような基準で選ぶだろうか?
重さや大きさ、メーカー、デザイン。それにもちろん値段等々。。。

人により選ぶ基準はそれぞれでも、その中でも重要なのが、”どの位明るいのか?”ということ。

けれど、カタログや商品の外箱に書かれている性能表には、ワットやルーメン、ルクスなど、色々な単位が並んでいたりする。

これ、普通の人にとってはとても判り難い。
どの単位でどの位の数値ならば、自分が必要とする明るさが得られるのか、ちょっと解らない。
それぞれの意味や違いを理解している方は、殆どいないのではないだろうか。

 

特に、それらの中でも照明の表示に多く見られるルーメンとルクスについて見てみると、、、

【ルーメンとルクスの違い】

・ルーメンとは、照明器具が全方向に放射する光の量を示した単位
・ルクスは光に照らされた面の明るさを示した単位
ということになるようだ。
例えば、同じ100ルーメンの放射量を持つライトで、5mと50mの距離にある壁をそれぞれ照らしたとする。
その時、ライトの出す明るさは同じ100ルーメン。
しかし、そのライトに照らされた壁は、当然、50mの距離にある壁よりも、より近い5mの距離の壁の方が明るく見える。
ということは、5mの壁の明るさの方が、50mの壁の明るさよりも高いルクス数になる。

この違いが、ルーメンとルクスの違いだ。
なので、条件(光源と照らされる対象物の距離)は、状況により様々に変化する為、照明器具自体の性能を表すのには、ルクスは使うことが出来ない。

 

ところが、アウトドアショップでLEDヘッドランプの性能表示を見てみると、このルクスがはっきりと表示されている場合がある。

それは何故か?というと、消費者に分り易くする為、実はメーカー側で、ある一定の基準を設定した上で表示をしているからだそうだ。
(丁寧に解説して頂いた上野ODboxの店員さん、有難うございました)

具体的に言うと、、一般的に基準とされているのが、0.25ルクスという数値。
これは満月の夜に行動できるギリギリの照明の明るさとして考えられており、主に登山用として用いられることの多いヘッドランプの基準として設定されたようだ。
これを基準に、照射時間や照射距離を製品パッケージに数値として記載しているとのこと。

同じように、性能表示に書かれている照射時間は、2m離れた場所の明るさが0.25ルクスに落ちるまでの数値。
完全に電池が切れて消えてしまうまでの時間ではないということを憶えていて欲しい。

また、照射距離についても、この0.25ルクスの明るさが届く距離を示している。

 

0.25ルクスという数値が、月明かりの下でギリギリ動ける最低限の明るさというのなら、お世辞にも明るいとは言えないだろう。

しかし、身の回りのことをするくらいなら何とかなるレベルではある。

と考えると、通常のキャンプならば、明かりが何十mも先まで届くような高出力ヘッドランプは、自分の周辺を照らすだけなら無意味。
実際、夜にトイレに行ったり、食器を洗ったりという際に、最大出力でランプを使用する必要など無い筈だ。

むしろ、明るすぎて眩しかったり、逆に照射範囲外のものが見難くなったりしてしまう弊害の方が多いかもしれない。

 

高出力なランプの利点は、何かを捜索したり、信号代わりにしたりと、非常時に遠くまで照射できること。
山岳用としてはメリットがあるだろうが、ハッキリ言って普通のキャンプには無用。
なので、明るいほうが何となく良さそう、、とか、弱いより強いほうが良いだろう、、的な選び方はNGである。

それでも、普段は使わないけれど万が一の時のためにハイパワーも欲しい、、というのであれば、出力調整機構の付いているモデルを選ぶという選択肢もある。
普段は出力を絞ることで、使い易くもなり、また性能表に記載された数値以上に電池寿命を延ばすことにも繋がる。

また逆に、低出力の製品であればより小型軽量で、価格も安く抑える事ができるので、そういう視点で製品を選ぶのも良い選択方法だろう。
 

 

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