プライベートキャンプ場の為の山林購入のコツ

2019-11-28

芸人のヒロシが山を買った

一人だと誰にも気を使わなくて良いからソロキャンプが好きだそうなので、周りに一般人がウロウロしている通常のキャンプ場では満足できないのも納得できる。

ある程度のキャンプ経験者ならば誰しもが考えることではあるが、結局、行きつくところはそこになる。誰もいない場所、自由に伐採できる森、直火、、、

特に、ブッシュクラフトのようなスタイルを求める人達であれば、ただ単に少ない装備でキャンプ場で行う野営に飽きるのは時間の問題だ。

 

自ら山を買う、そしてプライベートなキャンプを作る。どこでも自由にキャンプが出来る状況ではない現在の日本での答えはこれしかなくなってくる。

自分の山を持つ、そしてそこに大人の隠れ家を作る。その響きは確かに魅力だ。また現実的にも山林は安い。放棄されたような森や林、相続したものの、所有していることすら忘れられているような土地など、坪当たり数百~千円で買えることも少なくない。

では、そういった土地を安価に、しかも現実的に自分のプライベートキャンプ場とするか?について、私の経験を踏まえてご紹介したい。

山物件は普通の不動産情報とは大違い

まず初めの課題となるのが、どうやって探せばよいのか?ということだろう。山林を購入するという行為自体、あまり聞いたことが無いという方が殆どだと思う。

そもそも、不動産屋ではあまり扱いが少ない。何故ならば、ビジネスとして美味しくないからだ。どうしてかと言えば、日本の法律では、不動産の売買物件で得られる手数料はその割合が決められている。例えば売買額の何%という風にだ。

一般の住宅用や市街地の土地に比べて単価が安い山林物件は、売れたとしても不動産屋に入る収入が少ない。加えて元々、居住するには不便な環境(市街地から遠い、山の斜面、寒い、、、など)だからこそ、いまだに開発もされず自然のまま残っている訳で、そもそもそんな土地を欲しがる人間は、(我々のような物好きもたまにはいるが)滅多にいないのである。

となると、ニーズが少ない⇒売れないので価格は下がる⇒不動産手数料が少ない⇒物件として扱いが少ない、、ということになってしまっているのだ。

そして、時折扱われている物件も、別荘向けの土地だったりして、ワイルドなキャンプがしたい方が求めるような、周囲に誰もいないという条件はなかなか得にくい。

ということで、普通の家を探すように、不動産屋で物件を当たるという方法では、なかなか理想の物件に出会うことは困難なのが現実なのである。

こちらのコラムも併せて参照⇒プライベートなキャンプ場を作る!!

物件情報のルート

それでも現在、ネットで山林を専門に扱う不動産屋も存在はしている。

私も八ヶ岳にBASEを作ろうと土地探しをしていた頃は、目を皿のようにしてこうしたサイトを見ていた。けれど、そんなに都合よく、自分が探しているエリアに、自分の予算内で、自分の好みの広さと立地の土地が出てくるものではない。

そうなると、どうやって探せばよいの?という話になるのだが、土地の情報を入手するに当たっては以下のようなルートが考えられる。

1、地元不動産
2、田舎専門サイト
3、競売物件
4、山林専門不動産
5、森林組合、商工会など
6、地元の紹介

それぞれのメリット、デメリットは下記のようになる。

1、希望エリアの地元不動産
何といっても地元の物件に強いのがメリット。地域に密着しているので、そのエリア内の細かい情報をより早く仕入れられる。気長に待てるのであれば、不動産屋に何度も足を運んで人間関係を作り、自分の希望条件を伝えておけば、理想の物件が出た際にはイチ早く連絡してもらえる可能性が高い。

2、田舎専門サイト
広域で幅広く物件を掲載しているので、条件やエリアなどを指定して、まず自分の理想条件から探せる。
しかし、もともとは地元不動産からの情報を転載しているまとめサイト的な側面があるので、本当にいい情報(安くて良い条件の土地)などはほぼ見つからない。中には何年も掲載されたままの売れ残り情報が沢山、、などというサイトもある。

ふるさと情報館 http://www.furusato-net.co.jp/bukken/
田舎暮らし情報館 https://www.inakakurashi.jp/
田舎Style https://inaka-style.net/
田舎ねっと.Com http://www.inakanet.jp/

3、競売物件
一般の不動産情報と違い、資産差し押さえなどで官公庁が一旦所有した土地が販売される。相場と比べてかなり安いものも多いが、そもそも件数自体が少ないので、自分の条件に適合する物件が出てくる可能性は低い。

不動産競売物件情報サイト http://bit.sikkou.jp/app/top/pt001/h01/
長野県有地売却予定一覧   https://www.pref.nagano.lg.jp/zaikatsu/kensei/koyu/baikyaku/annai/yote.html

4、山林専門サイト
最近注目されているので、本当にいい物件は他の人も狙っている可能性は高く、その分価格も高めになるが、条件を伝えることで、理想の土地を探してくれる。

EveryHouse   https://www.everyhouse.jp/%E5%A3%B2%E5%B1%B1%E6%9E%97/%E6%97%A5%E6%9C%AC-83023

山林バンク https://sanrinbank.jp/
山林売買.net   http://www.sanrin.net/
山いちば https://yamaichiba.com/

5、6、については、ほぼ地元の人間関係で探す、いわゆるツテになるので、この方法を活用するにはまずその土地に移住することが必要になる。今回のコラムは、あくまで都市部に住みながら週末に田舎へ通うことを前提にしているので、今回は省略。

土地を探し始める前に大事なこと

物件探しのルートをご紹介はしたが、探し始めるその前に考えておかなければならないことがある。

まず、こういったシチュエーションを求めるのは、都会の人間が多い。ということは、週末に自分の土地に通ってキャンプする、あるいは手入れをする、、ということになる。

この時大事なのが、距離感と交通手段だ。ここを十分考えないと、通うのが大変になる(山林は大抵、交通機関の不便な場所、そうでもなければ望む条件を満たせない)車を持っていればまだましだろうが。。。

ということで、まず土地探しの初めに決めなくてはならないのは、エリア及び条件の優先順位だ。

エリア優先では、上記で書いたように、これから実際に夏も冬も通ってキャンプするのか(出来るのか?)を想像することだ。憧れとイメージだけで地域を選んでしまうと、交通費が予想以上に高い、往復に必要な時間がかかりすぎて、週末1泊では行く気にならない、、などというハメに陥りかねない。

それに対して条件第一であれば、まず予算と面積、その他の条件を書き出して、どの条件が譲れないか、または優先順位はどの順番になるかを決め、その上で、山林売買サイトなどに掲載される広範囲のエリアの中から、条件に合う土地を見つけるというやり方になる。

実際の話としては、いくら安いとはいえ、山林の値段も経済原則に左右されるので、便利な大都市圏や良い環境に恵まれている場所はそれなりに価格も吊り上がる。となると、ある程度安く購入しようとすれば、それなりに遠方だったり、狭い面積しか予算内では購入できないということになってしまう。(実際、安価で広い物件は岡山や兵庫の山の中とか、とても通えない場所が多かった)

なので、エリア優先で通える距離にある場所の中から探そうというのであれば、そこの相場を調べて、予算内に収まり、かつ自分たちの条件を満たす物件が出てくるのを気長に待つという戦法が必要になる。

但し、現実的には殆どの場合、まず条件をある程度決めつつも、自分が今住んでいる町から通えるエリア内で見つけるというやり方になるだろう。

そういう点で、条件優先の探し方は、どこでも移住できる場合には選択肢が豊富なやり方ではある(移住してその土地に建物を建てる場合には、都市計画法など今回は割愛する面倒な条件が出てくるのでくれぐれも注意を!!)

次回、具体的な物件探しの条件についてお話ししてみたい。

 

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