観光などのレジャーに比べて、お金があまりかからないというイメージのあるアウトドア。
けれど、費用をみんなでワリカンしてみると、結構高いなぁ~なんて思うこともしばしば。
経験上、キャンプの費用は次の5種類に分類される。
1、食費(酒類含む)
2、現地までの往復交通費
3、キャンプ場代
4、薪・炭などの燃料、紙皿などの雑貨類
5、個人的なお土産、道中の飲食代
では、それらの項目について、どんな節約が出来るかを考えてみた。
1、買い物は種類によって買い分けを!
たいていの場合、食料や飲み物は現地近くのスーパーなどで買い込む場合も多いと思う。
また、地物の美味しい野菜や乳製品などを買って、その土地ならではの味を楽しみたい。
誰しもがそう、思うだろう。
だが、場所によっては都市部で購入するよりも高くつく場合もあるのだ。
山の方のお店ならば当然、海の魚は割高。
アルコール類なども種類が少なく、そして定価やそれに近い値段だったりする傾向が見られる。
特別な調味料や一般的な食材など、その地で買うメリットが無いものについては、予め購入していくほうが安上がりだ。
また、調味料やラップ、ペーパー類などは、自宅で使用しているものを持参したい。
1泊や2泊では、売っている分量の、ほんのちょっとしか使わないことが殆ど。
街中で購入すれば、100均等でかなり安く買えるものも、地方の小さな商店では定価だったりする。
どうせ余って捨てるか持ち帰るなら、家庭で普段使用しているものを持っていくほうが、フトコロにも環境にも優しい。
それこそ、100均で買える小さなボトルやプラケースなどに移し替えて行けば、荷物も少なくて済む。
2、ETCで交通費を節約
キャンプにかかる費用のうち、かなりの割合を占めるのが、交通費。
ガス代と高速代を足すと、場合によっては費用の半分以上がこの交通費なんてこともある。
ですが、ETCを取り付けていれば、高速道路代は時間帯により、大きく節約することが可能だ。
殆どの方は週末や祝日を利用してキャンプへ出掛けられると思う。
なので、車にETCさえ備えていれば、自動的に30%割引を適用されている筈だ。
(普通自動車、軽自動車及び2輪車)
しかし、仕事の都合などで平日しか出掛けられないという方は、朝夕割引を活用するのがお奨め。
朝6~9時の時間帯、または夕方の17~20時の間に、高速道路に乗るか出るかすれば、料金が30%~50%割引になるというもの。
現地への所要時間を逆算して、最寄りのICを9時少し前に通過できるタイムスケジュールで動くようにしよう。
尚、これら割引の適用を受けるには、ETCマイレージサービスへの登録が必要だ。
特に年会費などもかからず、また走行距離に応じで、ポイント還元(高速代がポイント分無料になる)もあるので、お勧めである。
3、公共のキャンプ場を使う。
意外とバカにならないのが、キャンプ場の利用料金。
民間のキャンプ場だと、一人数百円~千円程度の利用料の他、テント1張り¥3,000とか、1区画¥5,000など。。。
場合によっては、さらに車1台あたりの駐車料金も加算されることもある。
加えて、ハイシーズン設定のあるキャンプ場もあって、時と場合によってはかなりの金額だ。
合計したら、1人当たり料金が、地方の安いビジネスホテル並みになったりと、バカにならない、、、
そんな時に強い見方なのが、公共のキャンプ場。
地方公共団体が税金で運営している為、使用料が安い場合が殆どだ。
殆どが一人¥500~¥1,000程度。
また、水場やトイレ等の設備が綺麗な所も多い印象を受ける。
そして、実は隠れた大きなアドバンテージが!!
GWやお盆でも、他の民間キャンプ場のように激混みのことが少ない!(あくまで私の経験上だが)
これは公共の施設ということで、キャンプ場ガイドなどに宣伝を出していないことが多い為と思われる。
(この辺は税金の使われ方に異論がある方もいるかと思うが、、)
実際、数年前まで毎年出掛けていた、某独立行政法人運営のキャンプ場は、GWにも利用者が数十人程度。
それでいて、敷地面積は東京ドーム60個分以上(端から端まで歩いて1時間以上かかる)なのにだ。
まあ、そのおかげでほぼ自分達だけでサイトを貸切って、楽しむことができていた。
グーグルで”キャンプ場 公共+○○県”などのキーワードで検索すると出てくるので、穴場をチェックしてみて欲しい。
4、薪はキャンプ場以外で調達
これは行き先にもよるのだが、山の方のキャンプ場へ出掛ける場合には有効な方法だ。
山間部には、日常生活に薪を使用している地域が少なからずある。
すると、当然それらを供給している店も存在しているのだ。
車で走行中に注意してみていると、道端に”薪有ります”の看板や、”ストーブ用薪 一束○○円”などの看板を見かけるだろう。
場合によっては、地元の木材店やホームセンターでも入手できる。
しかもそれらは、多くのキャンプ場で売られている薪よりも安く、質が良い。
薪ストーブ用に販売されているものなど、良く乾燥していて1本が太いので、長くじっくり燃やすのに最適だ。
地元民が日常で使用するのだから、余り高くては普段使い出来ないし、また質が悪ければすぐにそっぽを向かれて売れなくなる。
という訳で、薪については地元の店をチェックしよう。
もし、車がキャンプ道具でパンパンなら、いったんキャンプ場にチェックインして設営し、後ほど買いに戻る手もアリだ。
その為に、店の場所をスマホやカーナビに記録しておこう。
また、キャンプ場の周辺、あるいは場内の森からも、薪は拾うことが出来る。
上手くすれば、一晩焚き火を楽しめるだけの燃料も入手は可能だ。
雑木林があれば立ち枯れた倒木を、川沿いなら流木(良く燃える)を見つけられたら、しめたものである。
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