ここ数日、夏のような気候が続いていて、夏好きの自分としてはとても嬉しい。
が、もうあと半月もすれば、梅雨がやってくる。
6月の梅雨時期は、どうしてもアウトドアを敬遠しがち。
折角キャンプに出掛けようと計画していても、週末は雨っぽい、、なんてことが判明すると、テンションが下がってしまう。
気持ちの良い太陽の光が散々と降り注ぐ、新緑の中での野外生活を楽しみにしていたのに、、残念!!
なんてことは、梅雨の時期に限らない話。
何で雨のキャンプが嫌われるかと言えば、、
1)濡れて気持ち悪い、風邪引きそう
2)自然の中での遊びが制限される
3)設営・撤収が大変
4)気分的にアウトドアという気にならない
こんなところではないだろうか。
しかし、では逆に、雨降るキャンプの良いところは無いのだろうか?
私の経験上、雨キャンプのメリットは、自分から作り出すことができると考えている。
1、他の人が雨を敬遠してキャンプに来ない。
それぞれのキャンプ場の経営方針によっても違うが、悪天候によるキャンセルは料金を徴収しないところも結構多いようだ。
その為、週末の天気が荒れそうだとなったら、寸前でキャンセルするという方も多い。
ということは、そんな時にキャンプすれば、他人を余り気にせず、広々、のんびりした自由なキャンプが楽しめるということになる。
これを逆利用して、雨が降りそうならば、こちらから積極的にキャンプに出るという荒業もアリかもしれない。
2、虫がいない、涼しい
キャンプの季節とイメージしがちな夏は、実はキャンプにそれほど適さない季節。
虫が多く、暑くて凌ぎにくいし、焚き火は熱い。。
しかし、夏でも雨が降れば虫達も外出を控えてくれるし、灼熱の太陽光線を浴びることもなく、穏やかなひと時を過ごせる。
特に、日焼けを気にされる女性がいる場合等は、晴れよりも良いかもしれない。
3、ノンビリ、落ち着いて過ごせる
折角自然の中に来たのだから、何かして楽しまなくちゃ!なんて強迫観念に駆られてはいないだろうか?
山登り、釣り、広場でのスポーツ、、確かに短い週末の休みをやりくりして出掛けてきたなら、あれこれ楽しみたいのはごもっとも。
しかし、雨もアウトドアの一部。
雨の日は雨の日で出来る過ごし方で楽しむというのも、見方を変えれば贅沢な休日だと、私は思っている。
野外だからといって、無理に自然と戯れるのだけがキャンプの過ごし方では無いはず。
タープの下、ポツポツと雨粒が立てる音を聞きながら、挽きたてのコーヒーを啜る。
普段、忙しくて家では持つこともままならない、家族との語らいの時間。
あるいは焚き火台の可愛い炎の脇で、なかなか読むことができなかった本をめくる。
ふと、文字を追う視線を外せば、霧雨に煙る6月の森がある。
実際、晴れている時のキャンプの方が、あれやこれやと仕事が沢山。
なかなかノンビリした時間をとることができなかったりというのが現実だ。
むしろ、静かにゆっくりとしたいのならば、雨のキャンプへ出かけて、敢えて何もしない時間を過ごしてみるのも素敵だ。
ネットもTVも電話も繋がらない森の中で、普段出来なかった考えごとや想いを巡らす。
なかなか、大人なアウトドアの週末だ。
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