先週のいつだったか、夕刻に車で都内を走っていると、
建物の間に、今しがた登場したぞとでもいうふうに、
少し不気味で、何か良くないこと、
この現象、科学的にはしっかりした理由が明らかになっている。
月の高度が低いほど、月の明かりが通過する大気の層が多いことがその理由だ。
水平線や地平線に近い場所に浮かんでいる月の光は、
すると、大気中の塵や埃、水蒸気などの影響により、
波長が短い光は、遠方まで届くことが出来なくなる。
その逆に、波長が長い赤い光は遠方まで到達してくる。
結果、月は高度が低いほど暗く、赤っぽい色になる(
このような空気中のちり、ホコリ、水蒸気といったものは、
台風や強い風が吹いた次の日、あるいは大雨が降った後、
そして、寒い冬の季節は、
寒気団に包まれるようになる秋~冬の空は気流が少なく、
また前述のような塵埃が減ることにより大気が澄み、
これらの作用により、ちょっと他の時期では見られないような、
同じ理由で、
以前、椎名誠の本で、
普段からあまりにも綺麗な星空を見慣れているせいで、
その話を読んで、なんて勿体無い!と思ったのと同時に、
なかなか都会で生活する今の日本人には得られない、
ともかく、
何も高い山まで出かけなくても良い。
出来れば一晩、草むらに寝転がって、
自分の中の、
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