テントで寝る時に安眠を妨げるのが、地面からの冷え。
真夏以外だと、眠る時点では感じなかった冷たさを、真夜中や明け方に感じることがある。
あなたも背中が寒くて良く眠れなかった、、という経験があるかもしれない?
ところが、アメリカのアウトドアWebサイトで、面白い記事を発見した。
簡単に言うと、穴を掘って、焚き火をした後に土を盛り、そこの上で寝ると暖かいという、サバイバル技術だ。
別の方の実験データによれば、外気温がマイナス4度の時でも、Firebedの表面温度は43度あり、14時間後に外気温がマイナス8度に下がった際も、まだ表面は32度程の温度を保っていたそうである。
この記事、内容的にはかなりハードなもの。
ちょっと今の日本のキャンプ事情にはなかなか現実的では無いかもしれない、、。
でも、これを応用すれば、普通のキャンプでも背中が冷たくならずに過ごせるのだ。
簡単にやり方を説明すると
1、寝る時に背中に当たる地面を30~40cm掘って、そこに枯れ草や小枝なんかを軽く敷く。
2、焚き火を囲むように、こぶし大の石を配置してアツアツに焼く。
3、寝る間際に、その焼けた石を穴に敷き詰め、土で10cmくらい覆う。
4、その上にテントを移動させてきて、キャンプ用マットを敷いて寝る。
今時のドーム型テントはポールの張力で自立しているので、移動も簡単。
なので、昼間に穴さえ掘っておけば、それほど手間がかからずに実行可能だ。
(注意:焼けた石を運ぶ時にはくれぐれも火傷に注意)
直火が出来ることと、地面を掘ってOKなキャンプ場なら、この方法でホカホカで眠ることが出来るだろう。
(その時の気温や、寝袋の保温力などによって、石を覆う土の量を調整する必要あり)
春先や晩秋のキャンプでも、一晩中辛い思いをしなくて済む。
アフリカの原住民が、寝る際に穴を掘って焚き火をし、その暖かい灰と土を混ぜて体にかけて眠るというやり方をしているのを聞いたことがある。
これらはどれも大分ワイルドな方法だが、そんな技術も応用してやってみると、快適でまた一段、面白い野営になるだろう。
ちょっとサバイバルなキャンプ技術、挑戦してみたくはないだろうか?
この記事へのコメントはありません。