キャンプ用品を揃えようとした時、まず買わなきゃと思うモノの一つが
”寝袋”
でも、アウトドア用品店に行くと、沢山の種類が売られていて、どれを選んだら良いのか判らない、、、
ラベル表示に書いてある専門用語はチンプンカンプンだし、お店の人にも聴きにくい、、
そんな型の為に、今回は寝袋の基礎知識と選び方をご紹介。
まず、寝袋と一口に言っても、大別して2つの型が存在している。
一つは、昔からの伝統的な、マミー型と呼ばれるもの。
ミイラみたいな形状から、このような通称で呼ばれている。
もう一つは、アウトドアブーム以来よく見かけるようになった封筒型。
長方形で、上の１辺が開いていて、まさに封筒そのままの形状である。
両者とも、それぞれ長所と短所があるので、まずはそれを理解するのが、寝袋選びの第1歩。
マミー型の利点、欠点は、
○ 保温性が高い、小型軽量
× やや寝苦しく感じる、封筒型より高価になりがち
それに対し、封筒型の利点、欠点は、
○ 寝苦しさが無く、拡げて掛け布団のようにして使うことも出来る
○ 比較的安価で、収納や乾燥等の取扱いが楽（素材にもよる）
× 重くかさ張りやすい
× マミー型に比べて保温性に劣る
こうして比較してみると、どんな場合にどちらを選べば良いのかが見えてきたかと思う。
マミー型は、例えばこんな場合に向いている。
・登山やソロトレイルなど、人力で荷物を運ばなくてはならない場合
・バイクや自転車など、あまり荷物を多く積めない
・冬や寒冷地でもキャンプをすることがある
・災害用として、小型軽量が必要条件
それに対し、封筒型はこんなキャンプで活躍してくれるだろう。
・キャンプは車で行くので、荷物は多少重くて大きくてもOK
・家族みんなで一緒に掛け布団に出来たり、寝苦しく無いほうが良い
・余り寒い時期はキャンプしない
・最初から高価な寝袋を買うのはちょっと、、、
どんな状況でも万能に使える野営道具はないということを理解して欲しい。
自分のキャンプスタイルがどんなものか、また、これからどんなキャンプをしていきたいのかという観点で寝袋を選ぶ。
そのうち慣れてきたら、違うタイプの寝袋を買い足して、組み合わせることで、かなりの応用が利くようになるだろう。
ちなみに私の場合、
１、春夏秋のいわゆる3シーズン用（化繊素材）
２、夏用のかなり小型軽量のもの
３、どうしても寒い時の為に、緊急用ブランケット（アルミフォイルのような、薄くてペラペラのシート）
以上の組み合わせで、雪中キャンプ以外は過ごしている。
最後に、1ポイント。
テントを張ったら、早めに寝袋を袋から出して、拡げてあげよう。
この時、潰れた保温材が沢山空気を含んでくれるように、バサバサとあおってやるのがポイント。こうすることで、寝袋本来のふわふわ感と、保温性能が戻ってくる。
でないと、寝る寸前に寝袋を出したのでは、なかなか暖まるまで時間がかかるのである。
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