野宿~テント無しで寝てみる

 

 

ワイルドなアメリカの男の象徴の、カウボーイ。
その姿をイメージした時、まず思い浮かぶのが、テンガロンハット。

荒野に降る突然の雨を防ぎ、また強い太陽の日差しから頭を守る。
また映画等では時にその高い防水性を活かして、水を汲む場面なんかも見かけた。

ちなみにテンガロンハットの名前の由来に、10ガロンの容量があるからという俗説があるけれど、あれはウソ。
1ガロン=約3.8Lなのだから、38Lも帽子に水を汲める訳がない。

 

そんな機能的なテンガロンハットの、もうひとつの有効な使い方。
カウボーイが野宿する際、大地に寝転がってテンガロンハットを顔に被せて寝入るシーンを見たことはないだろうか?

これ、実は顔を夜露や虫などから守っているだけではないのである。
では何かというと、、

”心理的に屋根を作って、安心して眠る為”

ということらしい。

人から聞いた話なので、真偽の程は定かではない。
が、その話を聞いた時、なるほどね~と感心してしまったのである。

 

キャンプをしている時、特に雨が降っているわけでもないのに、皆、何故だかタープの下に入りたがる。
理由は単に、頭の上を守られているという心理が無意識に働いて、気分的に何となく落ち着くからのようだ。

たった布一枚に遮られるだけで、人間は安心するものなのだろう。
その精神状態を、帽子で顔を覆って作り出すというカウボーイの知恵、ちょっと納得。

キャンプでテントの中に寝た経験はあっても、自然の中でそのまま野宿したことがあるという方は、そう多くはないだろう。
特にそれが一人きりだったりしたら、かなり不安で寝られないのは、ほぼ間違いない。

けれど、そんな風に自然に対して体をむき出しで晒して、一人で過ごしてみると、自分の内面と向き合えるのだ。

孤独、不安、ドキドキ、森の静かさ、木々の間から見上げる星明かり。

いろいろな感情、体験を味わうことが出来る。
ちょっと怖いかもしれないけれど、そんな山の一夜を過ごしてみるのもいい経験だ。

 

あなたも格好良いカウボーイになったつもりで、テンガロンハットを被って野宿してみないか?

 

 

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