先日、ボーッと、とあるサイトを見ていた。
するとそこには、キャンプで食べたいご飯のランキングが。
その第3位が、”飯盒ごはん”
へえ~、昔も今もやっぱり定番なんだ。。と、何故か少し嬉しくなってしまった。
キャンプの楽しみと言ったら、やっぱり食べること!
特に日本人なら、ほかほか炊き立ての真っ白い白米。
飯盒や大釜で炊いたメシって、普段家で食べるのと違い、何故だか抜群に美味しい。
火の上の、飯盒の上蓋がやや持ち上がっては、沈む動作を繰り返す。
白い泡が吹き零れ伝って、乾いた筋跡を残す。
耳を澄ますと微かに聞こえる、グツグツ、ゴトという音。
やがて辺りに漂い出す、米の焦げるほのかな香り。
そして蓋を取ると湯気が立ち上がり、一瞬遅れてやってくる、何とも言えない美味そうな匂い。
キャンプ用調理器具の中で、最もキャンプ用品らしいものの一つが”飯盒”。
最近は使う人も昔よりは少なくなった気がするが、まだまだ現役。
実はコイツ、結構、重宝する奴なのである。
まず、見た目よりも意外と大容量。飯盒1個で米が4合炊ける実力の持ち主。
一人1合、食べるとしても、4人分を一気に作れてしまう。
中蓋は本来の使いかたどおり、おかずを入れるトレーとして。
また、すりきり一杯で、米2合ちょうどの計量カップとしても使用可能だ。
外蓋は小さなフライパンとして、ちょっとした炒め物や焼き物用に。
インスタントラーメンなんかも、2人前を作るのにちょうど良かったり、パスタを茹でることも何とかやってのけられるサイズだ。
また、持って行く時も、収納力があって色んなものを入れられて便利。
小分けにした米や調味料、スポンジ、洗剤等の小物などなど。
炊事周りのグッズが結構、纏めて収まって重宝する。
でもこの飯盒、元々は海外(確かドイツ)からやってきたもの。
空豆のようなあの独特の形も、リュックに縛り付けた際にフィットするようにと考えられた故だ。
お米を炊く為の、日本独特のキャンプ用品と思っている人も結構いるようだが、実は海外産まれなのである。
そうそう、使い方のコツを一つ。
焚き火に掛ける前に、クレンザーを水で溶いたものを飯盒の表面に塗りたくっておくと、後で楽に煤汚れが落ちて、食器洗いが簡単になる。
見た目はヒドくなるが、後片付けが楽になるので、お試しあれ。
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