大人向けキャンプ・焚き火・アウトドア体験創造集団「週末冒険会」
コラム

ビーチで砂まみれにならない方法

先日、新潟のとある浜辺でキャンプをした。

海辺でテントを張るというと、夏のキャンプのイメージどおりでいかにも楽しそうだが、実際はそんなことはない。

日中であれば強い日差しがガンガン照りつけ、暑くてたまらないし、潮風で体はべとべとする。

そして、うっとおしいのが、砂まみれになることだ。

 

飲み物の入ったカップの底にはうっすらと砂が溜まり、知らずに飲み干そうとすると、ザリッとした感触が口の中に残る。

また、ブーツでも履いていない限り、靴の中に砂が進入して不愉快だし、サンダル履きの場合には足に砂が付いてしまう。

そうした足のままテントに出入りすることで、テントの床はざらざらになる。

靴の脱ぎ履きや、敷物が砂を被らないようにどれだけ気を使っていても、大抵は無駄な努力に終わることが多い。

 

”野外生活なんだから、そんな小さなことは気にする方がおかしい!”

と言ってしまえばそうなのだが、こうした小さなことが積み重なって、楽しくない思いをするのが、キャンプ生活の現実だ。

特に、外で寝泊りすることに慣れていない初心者や女性にとっては、あ~ウザイ、、だからアウトドアは、、という悪い印象につながりかねない。

浜辺で寝転がっても、砂まみれにならない方法はないかな~と感じていた矢先、Web上で面白いものを見つけた。
それがこの”スナテックス”というシートである。

この製品、特殊な2重メッシュ構造をしており、シートの表面に付いた砂粒は裏側へと落下するため、砂が残らないのだそう。

しかも、裏からは砂が上がってこない(逆流できない?)仕組みだという。
百聞は一軒にしかず、ということで、下の動画を見てもらうのが一番判りやすいかと思う。

 

 

これを使えば、ビーチで野宿する時も、テントの中にスナテックスを敷いておけば、寝袋や衣服が砂まみれになることもない。

もちろん、海水浴などのレジャーに行く時でも、濡れた体のまま寝転ぼうが、砂が肌にまとわり付くことを防げる。

使い方によっては、うっとおしさからオサラバ出来るだけでなく、もっと有意義な利用法も考えられるだろう。

海辺のBBQ等でテーブルクロスとして使えば、食卓が砂で汚れるのを防いで衛生的だろう。
海からの帰り際、足を洗ったりシャワーを浴びる際にマットとして使うのも良いかも知れない。

裏返してテントの入り口を覆えば、風のある日でも砂が吹き込むことなく、涼しい一晩を過ごせるメッシュスクリーンとしてもいけるだろう。

他にも面白い使い方が出来そうな、ちょっと注目の新素材だ。

しかしながら、価格が高いのが玉に瑕。。
1m×2mで¥5,120(税込)とは、同じ大きさのブルーシートが10枚以上買える値段ではある。

尚、UVカット90%という機能も持ち合わせているので、日よけテントをこの素材で作ったら、海で子供を遊ばせたいお母さん世代にウケるかも、、?

 

■併せて読みたい関連記事■
暑い夏のキャンプの涼しい過ごし方

 


焚き火、寝床、水、方角、、、野外で生きる力を学ぶ、
⇩ 
⇩ 
Wilderness Camp Lab »

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。