防災とアウトドア。
キャンプの道具やテクニックは災害時にも役に立つという話を、最近耳にすることが多くなりました。
大災害によりインフラが破壊され、すぐに救助が得られない状況。
このシチュエーションは設備や道具が限られた野外環境で過ごすのと、極めて似た性質を持っていると言えます。
その為、アウトドアでも被災時でも、非日常の中で命を繋ぎ、日常へと戻る為に必要な知識や技術、装備には共通した要素が存在します。
このようなサバイバル状況に備えて野外で生活する術を学び、考え方を身に付けることは非常に有意義で、様々な困難に直面した際に、自分の進むべき道しるべとなります。
こうした大災害にも役立つ、野外での“生きる力”を身に付けるためのキャンプスクール、それが”防災サバイバルキャンプ”です。
電気、ガス、水道。あるいは電話やインターネットといった、普段ならば身の回りにある、自分が生活する為の様々なモノ、事、システム。。文明社会ではこうしたモノや組織、突き詰めて言えば”他人”に依存して人は生きています。
て?も、もし外出中に被災してしまったら?建物の倒壊や火災で防災用品が使えなくなってしまったら?
モノや場所、ましてや人頼みの防災では、イザという時に役に立たないかもしれません。
・電気が無いので明りを得られない。ガスが使えないので食事を作れない。。
・スマホの電源が切れてしまって、ナビが使えず避難できない。。
・雨が降ってきたけど、避難所もテントも無いので、濡れてしまって凍えそう。。
このような場合、その場にあるもので何とか代用したり、作り出せる必要があります。
例えば、ロープや1枚のシートから雨風を凌ぐ寝床を作ったり、ナイフで木を切り削って柱や杭を生み出す。
これらはキャンプでも必要とされる作業がそのまま、災害時にも活きる一例と言えるでしょう。
応用する、兼用する、創造するといったマインドと、それらを実現する為の技術、そして基本的な道具達。
フィールドでの実践を通じこうしたテクニックを学ぶことで、野外でも災害時でも状況に左右されずに、生きる為の力を手にすることが出来ます。
また、サバイバル時に最も重要な”考え方”をトレーニングすることも本プログラムの特徴です。
何があなたの命を脅かすのか?緊急でしかも重要な問題は何か?
そもそもの原因となる”リスク”を正しく判断できなければ、準備することすらままなりません。
その正しい判断と優先順位を見極められることが、サバイバル時に最も重要なスキルと言えます。
自然や災害を漠然と恐れるのではなく、本当に必要な行動や装備にフォーカスして準備し、対応できる知識と判断力を養うこと。
この思考力と知恵、技が備わった時、自然を楽しむ力は生きる力と同じになるでしょう。
今回の体験会では、本編である”防災サバイバルキャンプ”の中より、下記のようなエッセンスを抽出して”生きる為には何が必要か?”を体感して頂きたいと思います。
【プログラム抜粋】
・サバイバルの基礎となる考え方、作法
・キャンプ・サバイバル装備の違い・使用法と揃え方
・野外での”衣・食・住”の基礎体験
・焚き火基礎技術とその効果的な燃やし方
・実践ロープワーク各種
・ソロキャンプでも被災時でも使える野外炊事法
・その他
【こんな方におすすめ】
・“自然の中で生きる”力を身に付けたい
・最小限の道具でどこでも野営やキャンプを楽しめるようになりたい
・いつ来るか分からない災害に対して、できる限りの備えをしておきたい
・日頃の危機管理能力を向上させ、生活や仕事に生かしたい
体験で必要な基本装備は全て無料レンタル致します。また電車、高速バスなど公共交通機関でお越しの場合には、無料送迎も行っておりますので、お気軽にお申し付けください。