野外で生活する際に必要な要素の”衣・食・住”
その中でも、疲れた体を休息させ、雨風から護り、気力体力を保持回復させてくれる為の“住”は、非常に重要な要素です。
しかし、野営装備の代表格であるテントは、物によっては重かったり嵩張ったり、また火を使うことが困難だったりと、時に不便を感じる場合もあります。
そうしたテントの弱点をカバーし、軽くて荷物としての負担が少なく、様々な用途に使えて、焚き火を使うことが可能な寝床。
それが、タープシェルターです。
タープ自体はシンプルな1枚の大きなシート。
しかし、様々な形状に張ることで、時には個人用のテントとして、また時には大人数でのリビングシェルターとして使用可能です。
また、多くのシェルターの形状は、設営・撤収が非常に簡単で、さらには寒冷地などで焚き火をしながら眠れるなど、テントに勝るとも劣らないアドバンテージを持っています。
少ない装備で、自分の脚で野外に分け入っていくソロキャンプなど、ワイルドな野営スタイルに大きな力となる、このタープシェルター。
本マニュアルが、あなたの野外生活の知恵の一つとして、役立つ日が来るのを願っています。
<主な内容>
1章:タープシェルターの基礎知識
1,タープシェルターとは?
2、タープシェルターの特徴
3、テントとどう違うの?
4、その種類
5、どういう時に使う?
6、必要な道具、知識、技術は??
7、どういう場所に張るのが良い?
2章:其々の張り方と利点・欠点
・ダイヤモンドフライ
・アディロンダック
・ハーフテトラ
・A-フレーム
・D-フライ
・リーンツー
・フラットルーフリーンツー
・ヒルズホイストフライ
・ビビィバッグ
・クローズドアロー
参考:各種タープ製品紹介