テントとシェルター、どちらが優れている?

2016-05-17

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キャンプの必須アイテムといえば?と問われてあなたは何を思い浮かべるだろうか?

リュック、寝袋、ナイフ、、それらと並んでまずイメージするのは、テントではないだろうか?
大自然の中で体と心を休ませてくれる、自分だけの秘密基地。
これがなければキャンプにならない!そう考えるのが普通だろう。

しかし、キャンプスタイルによっては、必ずしもテントを必要としない場合もある。
つまり、野宿やそれに近い状態で寝泊まりする方法だ。

昨今流行りの超軽量装備で野山を歩きまわるウルトラライトや、限られた装備での野営を行うブッシュクラフト・サバイバルスタイルがこれに当たる。

 

ではどうやって寝るかというと、シェルターと呼ばれる簡易的なテントを使う人もいれば、シェルタータープと呼ばれる一枚物のシートを使い、屋根だけや簡単なテント状のねぐらを作ってしまう場合もある。

これらの機能はそれぞれ特性があり、モノによりそれぞれの中間的な性格を持ち合わせる場合も少なくない。
薄く軽いシェルターは機能的に山岳用の超軽量テントとかなり近くなるし、シェルタータープの張り方のバリエーションによっては、殆ど露営と変わらず、もろに外気に晒される。

こうなってくると、テント、シェルター、シェルタータープのどれを選ぶかというのは、個人の慣れと主観的な問題になってしまうのだ。

 

重量205gの超軽量シェルター(Six Moon Designs)

 

ある人は、多少の重量を犠牲にしてでもテントの密閉空間のありがたさを取るかもしれないし、別の考えを持つ人は、設営撤収の手間と重量を嫌がって、体はむき出しでもシェルタータープを良しとするだろう。

実際、私も最近は、余程の雨風でもない限りは、シェルタータープがメインだ。
テントもタープもどうせ同じ布切れ一枚なら、簡単で軽い方がいいと思っている。

 

何故、ウルトラライトやブッシュクラフトがテントを使わないかと言えば、答えは単純に、荷物を軽くコンパクトにしたいからだ。
だが最近は、そのメリットが失われつつある。

一人用シェルターと最新の超軽量テントでは、重量の面で大差がなくなってきているのだ。

一般的なシェルタータープが500~700g程度なのに対し、重さ1kg前後のテントは珍しくなくなって来ている。

また、最新素材を使用しているので、雨や強風下でも快適に眠れる。

シェルターより数百グラム程度重いとしても、テントはそれを補って余りある価値をもたらしてくれるだろう。

 

だったら超軽量テントが一番良いんじゃないの?

もうシェルタータープの存在意義はないの?

当然、そういう疑問が出てくるだろうと思う。

だがその答えは、、、  NOだ。

 

テントには無いシェルタータープの利点、それは応用性と火気の使用が可能という点に尽きる。

例えば、人数が多く、風が強くない夜には、水平に広くシェルタータープを張ることで、皆が夜露を凌いで眠れる広さの空間を作り出すことが出来る。

また逆に、一人過ごす風雨の夜ならば、テントと似た張り方をすることで、入り口をクローズ出来て、風と外気を遮られる。

 

そして、半開放状態に設営するならば、屋根の下で焚き火をすることも可能だ。
気温が氷点下に冷え込む冬の森の中、ソロで野営を行う際に、小さな焚き火を燃やし続ける技術さえあれば温かく眠ることが出来、朝には寝起きに熱いコーヒーを淹れることも容易い。

これが例えテントがある場合でも、タープを自在に張れるならば、調理や食事などの皆がくつろげる生活空間を確保出来ることにも繋がる。

こうした点がテントには真似のできない、シェルタータープのアドバンテージなのである。

 

 

 

無論、積雪のある山岳地や、暴風雨の吹き荒れる平原のような環境では、テントの方が遥かに快適だ。

用は使い方の問題であって、テントとタープどちらかが優れているとか、どっちか片方だけあれば、どんな状況でもOKといったことではない。

大切なのは両方共使いこなせる技術と、状況によってベストな選択を出来る正しい知識があるかどうかだ。

数多くの選択肢があることは、数多くの道具を持つことよりも強い。
どんな時も、人間の最高のツールは、頭脳なのだから。

 

様々なタープの張り方については、”タープシェルター張り方マニュアル”をご覧ください。

 

■併せて読みたい関連記事■
タープの雨風対策についての記事はこちら
“キャンプの風はどう防ぐ?”

キャンプには雨風も付き物

 

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