アウトドア技術はどう学ぶのが正しい?

2016-08-21

 
bow-drill-bushcraft-and-survival

 

ここ最近のメイン仕事の一つは、この9月からのスマートキャンプラボの最終告知の作業。
ネット上であちこちPRしてみたり、DMを送ったりしているのだが、その作業中ふと気になって、グーグル検索して驚いた。

”キャンプ教室”というキーワードで出てくる検索結果数はなんと!426万件もある。
因みに、同じアウトドアでも、”登山教室”は24.3万件、”登山学校”は30.02万件だ。
色々なインターネット上のからくりがあるとしても、これは驚きの数である。

沢山のマニュアルが入手できる今の時代。
本、Web、YouTube等の動画、、、
取り敢えず知りたい、勉強したいと思ったら、知るための手段は幾らでも簡単に転がっている。

にも関わらずこれだけの数の検索結果が引っかかるのは、根底に相当なニーズがあるのだろう。

恐らくそのニーズの大きな一つが、”マニュアルでは理解できない・身につかない”ということ。
本を読んでもよく解らない。動画を見ても上手く出来ない、、、
これは何でも同じと思うが、特にアウトドアの作業についてはその傾向が強いように感じる。

 

学ぶよりも体験が一番、経験に勝るもの無し、というのはあなたも経験則からご存知と思う。
だが、経験には時間がかかる。それは時に修行とも呼ばれる。
ホリエモンが、寿司職人の修行に時間をかけるのはバカと言って、物議を醸したのは記憶に新しい。

物理的に言えば、寿司の握り方だって、とことん研究すればそのメカニズムは解明される筈。
物事を観察、分析し、現象を理屈として言葉で表すことで、誰もが同じことを再現できるようにする。
いわゆる標準化・マニュアル化だ。

だか世の中には、言語化出来ない技も確かに、存在している。

天ぷら職人が揚げ具合を見切る絶妙のタイミングや、一流のお笑い芸人が持つ間の空気感。
それらは、人の側で技術を見て、その空気に触れ、真似をしてみることでしか、体得不可能だと個人的には思っている。(元々才能があるという話はこの際、例外)
学ぶの語源が”真似る=まねをする”から来ているという説にも納得だ。

 

アウトドアの技術の中にも、その勉強の殆どが経験することでしか覚えられないものがある。
ロープワークや救急法、などが代表的なものだろうか。

そしてそれらは、正しく出来ているかどうかが自分では判断できにくい。
しかも間違っていた際には、時に重大な結果を引き起こすという性質を持っている。
ちゃんと結べてる?ほどけない??という不安なロープ結びで、急な斜面や崖にぶら下がったりは、誰もしたくない。

この経験が最も必要なものの最右翼が、焚き火だろう。
火が燃える仕組みは、とうの昔に科学的に解明されている。
にも拘らず、火を上手く起こせない、すぐ消えてしまう、、という話は常に耳にする。

その原因は主に2つ。
1つは、正しい理屈を知らないこと。しかしこれはマニュアルで勉強することはできる。
問題なのは2つ目だ。

マニュアルどおりに、小枝や落ち葉などを正しく集めて組み上げる。
その上でマッチに着火し、組んだ材料に火を点け、燃え上がるのをドキドキして待つのだが、、、何故かうまくいかない。
しかし、火が消えるにもちゃんと理屈が有るのだ。

2つ目の火が点かない理由、それらは複合的に絡まり合っており、一言では表せない。
また、自然要因が一定でない故ということも関係する。
例えば、、

・風向きとその強さ
・気温と湿度
・薪や火口がどの位水分を含んでいるか
・薪の種類と量
・組み方の密度
・風の送り方のタイミング

などなど、ざっと書き出しただけでもこの程度は出てくる。

上手に焚火を燃やし、キープできる人は、これらを全て上手くコントロールしていることになる。
そしてそれらは、長年の経験、数稽古から身に染み込んだ”技”なのだ。

だからと言って、マニュアルというものを否定する気はない。
技術の大事な要点を言葉にして拡めるということは、誰でも基本的なレベルまで時間をかけずに到達できるということ。
これにはとても重要な意味があることも知っている。

誰もが短期間で身に付けられる基本要素+言語化出来ない要素。
それらは相互に補完しあって、完成形に至る。

 

野外の技術、それは幸いな事に、学ぶこと自体が面白い。
煙を吸ってゲホゲホしながら熾した焚火で初めて作った、質素な食事が旨いこと。
そうした経験を通して得た想いは、後にあなたの得難い財産になることを保証する。

 
P.S.まずは焚火の基礎を学びたいという貴方には、この無料レポートがオススメ⇒焚火マニュアル
 
 

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