無人島キャンプは可能か?

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昔から地図を見るのが結構、好きだ。

その中でも特に、国土地理院が発行しているような、ガチンコの本気の地図が好み。

いわゆる、まっぷるドライブ地図のような、いろいろ加工されたり、注釈が付けられたようなものではなく、細かい等高線と記号で埋められたもの。

高校生の時は、修学旅行で行った神戸の船具用品店で見かけた、航海図にビビっときて、衝動買いした。

意味はわからなかったけれど、緯度経度を示す為と思われる細かい目盛が刻まれ、どこか外国の湾の入江と島が描かれていた。

その地図はしばらくの間、私の部屋の壁に貼り付けられていて、何気なく眺めていると、見知らぬ彼方の場所を空想させて楽しかった。

そんなことを思い出したのは、本屋でとある地図を見つけたのがきっかけだった。

 

その地図は”Shima zu”-シマーズ。

ダジャレなネーミングだが、発行しているのはきっちりした財団法人、その名も”日本離島センター”である。 といっても、そんな組織があるとは知らなかったのだけれど。

それよりも惹かれたのは、地図に付けられたサブタイトルの、日本の島全図という文字だ。

そう、文字通り、日本の島を全部、網羅しているのである。

島、特に無人島と聞けば、何かワクワク胸踊るような気持ちになるのは、私だけではないと思う。

あなたも子供の頃、海にぽっかり浮かぶ、椰子の木が1本だけ生えた小島の絵を書いたことはなかっただろうか?

世界から隔絶され、広い海にぽつりと、自由な楽園が存在するという空想は、理屈抜きに楽しい。

そして、綺麗な海岸と、何かが潜んでいそうで、誰にも見つけられていない遺跡と宝物があるのではと思わせる、密林。

地球上のほぼ全てに近い場所が既に踏破された現代でも、無人島はそういったイメージを掻き立てて、”萌える”のだ。

 

国の統計によれば、日本の島の数はおよそ6,800余り。そしてそのうち無人島は、何と6,400以上!

だが、このシマーズを眺めていると、東日本にはあまり島が少なく、特に無人島となると、ほぼ全滅なのが解る。

それに比べ、西日本、特に瀬戸内海や長崎、鹿児島~沖縄にかけては、島だらけで羨ましくなる。

昔から無人島へ出かけてキャンプするのが一つの目標なのだが、東京からではなかなか、1,2泊で行ける場所が見つからない。
 

それでも比較的、数が見られるのは、宮城県の南三陸沿岸だが、ここいらはモロ、津波の被害に遭っているエリア。

津波で多くの船が流され、今も生活や復興に必死の現場に、遊び半分で出かける訳にもいかないだろう。

そして無人島となると、定期便の渡船があるわけもないので、自力で渡してくれる船を探すしかない。。道は険しいのである。

因みに、同じようなことを考えている読者の方の為に付け加えると、全ての無人島は所有者(国または個人)がいて、勝手に入れば不法侵入になる。

 

本当は昨年夏、週末冒険会のイベントの目玉として、この無人島キャンプを行う予定だった。

けれど、調べるに連れて今まで書いたような壁がいくつも立ちはだかり、結局は断念せざるを得なかった。

しかーし!!そんなことではメゲないのだ。現実に、無人島キャンプを実施している団体は幾つもある。

問題は、時間(距離)と金、そして許可だ。。

この辺は今年か来年まで、じっくり時間をかけてクリアしていくつもりなので何とかなるだろう。

それよりも、参加者がいないというのでは話にならないので、行きたい!というメンバーは今のうちから、手を挙げていて欲しい。

やんちゃな大人の探検隊は、実は日常生活の調整が最も困難な冒険なのだから。。
 
 

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