焚火十戒

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最近、忙しくてあまり本を読む暇も取れないでいた。

だが、久々に少し時間ができたので、読書の秋にかこつけて、前から買っておいてあった一冊を手にしてみた。
本のタイトルは”大人の男のこだわり野遊び術”である。

何だかいかにもうんちく満載、一癖も二癖もありそうな著者のオヤジ3人の写真が見開きに掲載されている。

アウトドアに関する情報を発信しているばかりではネタが枯渇する、、インプットせねば、、と思っていた矢先だったので、一気に読破。

内容はタイトル通り、男の野宿に関するノウハウが詰まっていて、中には知っているものもあれば、な~るほど!と思わせるものもあった。

その中で、最後に掲載されていた、”野遊び三九の訓戒”という中にある戒めが面白く、またその通り!と思わせる物があった。

特に今回はその中より、焚火に関するものについて、勝手ながら私の独断と偏見も交え、”焚火十戎”としてご紹介。

 

1,野外料理、その真髄は遠赤外線の効果なり
肉でも魚でも、燃え盛っている炎で炙ってしまうと、表面だけが焼け焦げて、中までは熱が通らない。
遠火の強火で、線赤外線効果を利用してじっくり、素材の内部まで熱を通してやることが美味い野外料理のコツ。

2,整理整頓焚火の周り
何かと乱雑になりがちな焚火の周囲は、薪や鉈など、つまずいたりすると危険なものも多い。
また、適切なタイミングで適切な薪を火に投入するには、太さ、種類ごとに分別しておくとやりやすい。

3,酔って豹変、焚火に飛び込むバカは死ね
野外で飲んで酔うと、焚火の火を振り回したり、飛び越えたりする奴が出てくる。
中には気が大きくなってしまうのか、燃える炎に突っ込むアホも。焚火は崩れる火の粉は舞うで、まわりはいい迷惑だ。。

4,雨が来る、焚火の煙が回ってる
真っ直ぐ、あるいは一定方向に流れていた煙が、アチラコチラと向きを変えるようになってきたら、天候の悪化が予測される。
地形にもよりけりなので一概には言えないが、こうした予兆が見えたら、雨に備えた対策をお早めに。

5,今宵また、煙男に皆感謝
焚火を囲むと必ずいるのが、煙男(女)。逃げても逃げても煙がそいつの方向に流れて、本人は煙くてたまらない。
でも、お陰で他の人間は煙を浴びることもなく、穏やかないい焚火タイムを楽しめるのである。犠牲に感謝!

6,酔って歩くな焚火の周り
石ころの転がる河原や木の根が張り出した地面で焚火をしていると、暗いことも相まって、酔っぱらいはコケる可能性が高まる。
それに、焚火の周囲には酒瓶やマグカップ、ツマミの入った皿などが置いてある。そこを酔っぱらいにフラフラと歩き回られると、蹴飛ばされることもしばしば。

7,焚火の前、化学繊維は要注意
バチンと時折爆ぜる火の粉や、うっかり火に近づけ過ぎた足のすねなどは、化学繊維のウェアにとっては大敵。一瞬で穴が空いたり、溶けたりする。
特に、高額なゴアテックスのウェアなどを、寒いからといって防寒着代わりにしていると、悲しい事になりかねないので注意が必要。

8,山燃やすな、キャンプファイアーは子供の遊び
盛大に炎を吹き上げるキャンプファイアーは、子供の林間学校など、大集団での催し。
大人の焚火は必要最小限に小さく、しかししっかり燃えていて消えない。薪も無駄にしない。

9、焚火の前ではみな平等
野外で火を囲んで過ごす時間は、ある意味、原始の生活の象徴だ。
そこでは会社の序列も、身分階級もない。皆で平等に火の暖かさを分けあい、食べ物、飲み物を分かち合う。

10,帰る前、無駄に燃やすな残すは灰のみ
野営地からの撤収前、いつまでもバンバン火を燃やしているとその後片付けが厄介になる。
水をぶっ掛けて消火すると、残るのは黒く汚れた無残な焚火の残骸。スマートなキャンパーが残すのは、白い灰だけだ。

以上、あなたが今後、焚火をする上での参考になれば幸いだ。

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